助成金の活用

今回は資金に関する事
「助成金」の活用についてお話しようと思います。

 

●助成金とは

 

以前ご紹介した補助金は、要件を満たしていても
100%採択されるものではありませんでした。

 

助成金は要件さえ満たしていれば、100%受給する事が
できる国の制度です。

 

助成金は年度更新で内容が変わります。
2019年現在で約3000種類あると言われていますが

 

皆さんはどのような助成金があるかご存じですか?
国のホームページに掲載されているようですが

 

難しい言葉回しで書いてあるので、理解できなかったり
大々的に宣伝していないので、まったく知らなかったり

 

私もその一人でした。

 

●助成金を受給する為の条件

では、助成金を受ける為にはどういう条件があるのか
お話していきます。

 

難しいんじゃないの?と思う方もいるとは思いますが
受給する為の条件は以下の4つです。

 

・雇用保険、社会保険に加入している(社員5名未満の個人事業主は雇用保険のみでも可)
・正社員、またはパートを1名以上雇用している(親族や取締役を除く)
・残業未払いなど、労務違反をしていない
・半年以内に会社都合の解雇をしていない

 

いかがでしょうか?
ほとんどの企業が条件を満たしているんじゃないでしょうか?

 

●助成金の活用事例

3000種類の助成金があると言われていますが
その中でも

 

・社員教育系
・採用系
・離職率低下系

 

の助成金は使いやすく人気があるようです。

 

具体的には

 

・従業員が外部研修を受講 30万円
・従業員の昇給を実施 50万円
・離職率が去年より減少 57万円
・育児休暇を取得 57万円
・正規雇用スタッフを2名採用 120万円

 

仮に上記助成金を全て受給したとなると
314万円の資金が入ってくる事になります。

 

平均的には、1企業が年間を通して受給する
助成金の金額は約120~250万円程だと言われています。

 

●助成金の弱点

今までは良い事ばかりを記載しましたが
弱点にも少し触れておきます。

 

・申請が面倒(個人で行う場合)
助成金は、提出しなければいけない書類が多い為
個人が申請しようと考えた場合、かなりの労力を強いられます
社労士に依頼する事もできますが、助成金を主力業務とする
社労士は少ない事が現状です

 

・受給までのスパンが長い助成金もある
受給される金額は一切変わりませんが
助成金の中には受給するまでの期間が長いものがあります。

 

・1年スパンで助成金が変わる
1年スパンで助成金の内容が変わりますので
去年まであったのに翌年になったら無くなっていて
利用できなかったという事もあります。

 

●まとめ

いかがでしょうか?
助成金について少し興味を持っていただけたでしょうか?

 

助成金はどの企業でも条件さえ満たしていれば
利用できる権利です。ぜひ活用したいですね。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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